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2021年12月04日 土曜日 「教え子」と言うより「大切な友人」     ( 「ふと思う」こと )

本日、学灯舎の高校三年生のY君が大学に合格しました。指定校推薦入試で建築学部に進学が決まりました。学灯舎では、この8年間に6名の不登校中学生が通いましたが、そのうち3名は、いつのまにか通わなくなり、自然消滅のように除籍になりました。その3名の共通する退塾の理由は「学習意欲の低下」いわゆる「怠学」でした。残りの3名は、公立高校に2名、私立高校に1名進学しました。Y君は公立高校に合格した不登校中学生でした(特に数学が得意で入試の数学で100点満点を取りました)。私とは相性が良く、高校部にも引き続き通っています。中学生時代は学校に行かなかったY君ですが、高校は毎日通い、評定平均値は4.9でした。その日々の努力を見てきた者として、勉学に一途な若者の大学合格に、感慨深い思いを抱いています。Y君は高校部ではよく土曜日・日曜日・祝日に通い、毎回5、6時間ほど学習を続けていました。学灯舎を修業した不登校中学生3名の共通点は、「中学校に通うのには違和感がある」というものでした。多様性が尊重される現代です。いじめ・無気力・怠け心・わがまま・甘えん坊・恐怖心・発達障がい・不安神経症・・・ばかりが不登校の原因ではありません。むしろ、やる気満々で勤勉な生徒諸君も多いのです。「違和感」も尊重してあげるべきなのです。大人は、その時その時の若者の心に触れ、慈愛の心をひろげて付き合いたいものです。除籍に至った3名に対しても、未来への自己の可能性を信じ、健やかな日々を過ごしていることを、私はいつも、祈っています。ご縁があれば、どんなことでも力になりたいと思っています。Y君は今日の土曜日も午後3時に合格の報告と共に学灯舎に来てくれて、午後9時過ぎまでじっくり学習して帰宅しました。教え子ではありますが、いまはもう、大切な友人です。学校の教科書の古文と漢文を毎回学び合って、古人の思いに互いに感動したことも、懐かしい思い出です。Y君、大学でもその思慮深い姿勢と心やさしい人柄で努力を重ねてくださいね。私はいつも、学灯舎でY君のことを応援しています。

(令和3年12月4日(土)午後10時13分に記す)

(後日談)「Y君は12月に進路が決まりましたが、1月、2月、3月にも学灯舎に通ってくれました。ありがとうございました。大学からの課題【数学・物理・英語】に取り組んでいました。3月末には29日、30日、そして、31日の最終日にも通ってくれました。Y君なりに、学灯舎への思いがあったのかもしれません。」

主幹・後藤雄二

担 当

中学生 

教 科

国英数理社および実技4科

自己紹介

創設者・山口哲明先生のもとで、効果的な指導法を修得し、今年で40年めになりました。テスト対策を含めた9科目すべてを担当しています。中学生のみなさん、一緒にじっくりと学んでいきましょう!

 

 

学灯舎

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